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圓通寺(えんつうじ)は愛知県名古屋市熱田区にある曹洞宗の寺院。山号は補陀山(ほださん)。本尊は釈迦牟尼仏〔名古屋の史跡と文化財、P.133〕。 かつては静岡県にある普済寺の末寺であった〔。一般には秋葉山円通寺(あきはさんえんつうじ)などの呼び名で知られる(後述)。 == 歴史 == 始まりは尾張国の豪族であった尾張氏が熱田社に神宮寺として建立したものとされる〔熱田区誌、P.107〕。弘仁年間(810年 - 824年)に当地を訪れた弘法大師がこの地に小宇を築いて、自ら彫った十一面観音像を安置した〔〔。 後代、田島氏によって伽藍が建立され、誓海義本(大明禅師・普済寺二世)を開山として松露山圓通寺として開かれたが、山号はその後に現在のものに改められた〔。なお、開基年については明徳2年(1341年)、嘉吉年間(1441年 - 1444年)、宝徳年間(1449年 - 1452年)など諸説ある〔。 宝暦7年(1757年)に伽藍の大造営が行われたが、1891年(明治24年)の濃尾地震で全て倒壊し、1907年(明治40年)になって本堂が建て直されるなどしたものの〔、これらは1945年(昭和20年)の名古屋大空襲によって焼失〔史跡あつた、P.158〕、戦後に再建された。秋葉本殿も1960年(昭和35年)に再建されたものである。 かつては1,700坪におよぶ寺域を持ち、縁日や毎月1日と15日には見世物小屋やからくり小屋なども出たという〔史跡あつた、P.157〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「円通寺 (名古屋市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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